今回の記事は、どちらかというと製作者向けの記事になるかと思いますが、web制作会社に努めていると、中々wordpressの既存テーマを流用してテーマを構築するといったことがし辛かったりしますよね。
小規模の制作会社であれば、自由度が高いため、効率重視でテーマを使ったりするかもしれませんが、大手になるほどデザインにオリジナリティが求められる為、中々既存のテーマを使って作業をするということがなくなりがちなのが現実。
ですが、今回はその風潮を打ち崩したいので、あえて既存のテーマを推していく方向でいきます。
目次
1.とにかく効率重視で制作するために既存のテーマを使おう
1-1.意外とカスタマイズがしやすい
よく既存のテーマはカスタマイズがし辛いといわれていますが、実際そうでしょうか?個人的にはそんなことは無いと思います。
何故なら、既存のテーマはバリエーションが豊富だし、多くのテーマがレスポンシブデザイン、もしくはリキッドデザインで構成されているため、画像の差し替えや細かい所を少し調整するだけで、十分にオリジナリティを出すことが出来るからです。
1-2.崩れが起こる可能性が低い
既存のテーマは、製作者がある程度崩れの内容にカスタマイズされているため、中身をごっそりいじらなければ、基本的に崩れが起こる可能性は低いです。
但し、プラグインを入れたり、機能の部分をいじった場合は崩れる可能性はあるので注意して下さい。一度崩れを起こしてしまうと、復元するのが困難になってしまう事もあるので、中身の部分を修正する際には必ずバックアップを取るようにして下さい。
2.良質なWordPressテーマを発掘しよう
2-1.テーマをピックアップしているサイトを探す
国外の方が作ったテーマは良質なものが沢山ありますが、WordPressのテーマをいちいち検索するのは骨が折れる作業です。
そこでオススメしたいのが、良質なWordPressテーマをピックアップしているサイトを上手く活用するということ。
WordPressのテーマをピックアップしている記事にもよりますが、一つの記事で数十テーマ紹介していたりするため、闇雲にWordPressテーマを探すよりもずっと効率よく探す事が出来るのです。
2-2.とにかくテーマに触れてみよう
良さそうなWordPressテーマを発見できたら、今度は実際に触ってみましょう。
いくらデザイン性の高いWordPressテーマでも、中にはカスタマイズがかなり制限されているものや、一定以上のレイアウト変更をするためには新たなテーマや機能を購入しなければならないものもあり、必ずしも良質なテーマとは限りません。
逆をいえば、そこまでデザイン性に優れていないテーマであっても、カスタマイズ性の高いテーマであれば、デザインに柔軟性を持たせることが出来るため、どちらかというとデザイン<カスタマイズ性でテーマを探したほうがいいような気がします。
まとめ
私が何故ここまで既存のテーマを推すのかといいますと、技術者には上には上がいるからです。
技術的な面で向上心を持って制作に取り組むのはいいですが、クオリティと効率の両方を求めるとなると、どうしても既存のテーマを上手く活用したほうが、どう考えても良い物が出来ます。
頑なに一からテーマを制作するのが悪いことだとはいいませんが、時と場合によって臨機応変に対応できるようになったほうが良いでしょう。
また、クオリティの高いテーマを実際に利用することにより、新たな発見が生まれることもありますからね。
皆さんも既存のWordPressテーマを毛嫌いせずに、どんどん活用してみてくださいね。