どうも、沖縄のニートです。
過ぎた4月13日。僕はとあるIT企業に呼ばれました。
事の発端はその日よりも更に5日前、Facebookでこんなメッセージが送られてきたことから始まる。
なんだこれ、完全に意識外からの攻撃やぞこれ( ˘ω˘)K城さんって誰や……
このブログを読んで頂いている皆さんは既にわかりきっていることだと思いますが、ケンヂは
- 人見知り
- コミュ障
- キモオタ
- ニート
という四拍子揃った人間でありまして、まさかIT企業にお呼ばれをするとは思ってもいなかったわけですよ。むしろIT企業をdisりまくっている僕であるからして、完全に[ピー]されるのではないかと疑いを持つレベル。
県内IT企業の敵といっても過言ではない僕を呼び出すほど奇特なIT企業が県内にあるわけな……いや、1社だけあるんです。
それが今回お呼ばれされたIT企業。
株式会社レキサス!!
僕の個人的な意見ですが、レキサスは沖縄で間違いなくNo.1のIT企業だと思っています。沖縄県内で、県外から支社を展開し、助成金を搾取するだけのエセIT企業が多いなかで、レキサスは県内発のシステム開発で日本、そして世界を狙う超熱い企業だから。
Ryukyufrogsという沖縄県内の若手リーダー人財を発掘・育成するプロジェクトもレキサスが中心になって引っ張ってます。非の打ち所が無くね?凄くね?
僕も何度かレキサスで働きたいと思ったことはあるけれど、あまりの熱量に『ここで働くのは申し訳ない』と思ってそっと履歴書を置いた経験があるくらいにはすごい会社なんです。いや、ほんとに。
そんな沖縄で最強……いや、最凶のIT企業にお邪魔することになってしまったわけで、対談前日はよく眠れなかったんですが、勇気を持って対談へ足を運ぶことにしました。
そんなこんなで、前置きが長くなってしまったが、僕の公開処刑を語っていきたい。
あ、そうだ。今回の対談の名前を教えてなかったね。
その名は
Okinawa io × ニート × トッキー
目次
1. 出逢うことのなかった僕達が出逢ってしまった
実は、今回の対談で呼ばれた登場人物は全員初対面なんですよ。僕とトッキーさんはセミナーで顔を合わせた程度の面識はあれど、それでもちゃんと話をするのは今回が初めて。
1-1. 登場人物紹介
御存知の通りこのブログたった一人の運営者。
現在はブログを書きながらNETFLIXでアニメを見たり酒を飲んだり(親からの冷たい視線を浴びたり)と、比較的充実した毎日を過ごしている。
常盤木龍治(通称トッキー)株式会社レキサス エヴァンジェリスト
僕を株式会社レキサスに召還した黒幕。
エヴァンゲリオンエヴァンジェリスト(伝道者)として県内外を飛び回るとても忙しい人。
でも忙しいのにゲームもアニメも網羅しているマルチタスカー。
つまりすごいひと。
株式会社レキサス:http://www.lexues.co.jp/
めっちゃ文章能力が高い。イケメン。BASE(ベイス)等で働いた経験やNHKのソーシャルメディア運用をサポートしたことがあるなど、凄く輝かしい実績の持ち主。
もう一度いうけどイケメン。
オキナワアイオー株式会社:http://okinawa.io/
………濃いな、このメンバー。
会社の代表と世界をまたに飛び回るエヴァンジェリストとネットの世界を飛び回るニート。
正に、出逢うことのなかった3人が出逢ってしまったのであった。
2. さぁ、対談を始めよう!とその前に1つご報告
対談の内容に入る前に一つ報告。実は、対談の数日前に事前にいくつかお題が用意されており、それに沿って話題は進行されていったのですが、あまりにも公にできる話題が少なすぎるというアクシデントが発生してしまいましたwwwwwすまねwww
その為、やり取りについては(ぽろりが出ない程度に)編集していますのでご了承下さいw
あと、生々しい話が結構多かったので端折ってますwww
というわけで対談記事、まとめていきますよーぃ!(*‘ω‘ *)
3. ブログネタの探し方について
ケンヂ 僕、ネタ探しについては、予定がないと基本的に外に出ないので、身近なことを書いたり、本を読んだり、イラッとしたことを書いたりしますね。後は『これ書けそう!』って直感的に書けそうなものとかを書きますね。
常盤木 感情なんだ!
金城 ちなみに直近のコイケヤの記事はどういったような発想で書こうと思ったんですか?
ケンヂ Twitterで画像が回ってきていて、ふざけた商品だなと思って。まず買おうと思って近所のコンビニやスーパーを回ったんだけど売ってなくて、でも記事にしたかったから、とりあえずバーって書いて、次は食べたら書くってことで続く!ってことにしましたw
金城 確かに続くってなってますねw
常盤木 まさかwここで記事を分けるなんてねwww
ケンヂ・常盤木・金城 www
常盤木 ちなみに何を基準に面白そうって思って記事を書いてるの?
ケンヂ 自分主体で、これは絶対に為になる!っていう記事と、自分の直感で思うかどっちかなんですよね。自分の直感で選ぶ場合は、TwitterやFacebookを見ていて『あ、面白そう』これだけですね。
常盤木 感覚なんだ!でもそうだよね、ケンヂさんのって野性を感じるよね。
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ここでケンヂ、自分の記事が野性に溢れていると気付く。野性って素敵ね。
4. 記事はやっぱりタイトルと見出しが命!
常盤木 僕、とある会社を辞めた後にちょっとだけニートをしていた時期があって、その時にゴーストライティングをしてたんですよ。
ケンヂ・金城 へぇー!
常盤木 その時に意識していたのはハッキリ言って、タイトルと見出しの部分に一番時間を掛けて、記事そのものの構成よりもそこに時間を掛けてましたね。今でもその傾向は変わらずに、記事の中身その物よりは、タイトルがとにかく重要。
金城 あと、なんかリスト系の記事って凄くバズりやすいらしいですよね。
常盤木 バズりやすい!◯◯の何箇条とか。マジックナンバー系ですね。
うん、やっぱり記事タイトル・見出しは非常に大切なんですね。勉強になります。
5. オウンドメディアの運用は社員全員で行うべきか
常盤木 これはどっかの会社が…Lっていうので始まる会社も悩んでいるという噂を聞きますよw
金城 ケンヂさんが来る前もそのことでちょっと話をしてましたw
ケンヂ これ、結構前に僕がちーむてきとーという名前のブログを立ち上げたことがあって、これが大体10名くらいの人が集まって、自分の書きたいことを書いて、広告も載せていいというスタンスで進めていて、個人の名前が売れればブログも相乗効果で盛り上がっていく、そういうブログを作りたいと思って走りだしたのはいいんですけど、ブログを書いたことが無い人が殆どで、すぐに書かなくなっちゃう人が出ちゃって。
で、結局更新する人としない人が出てきちゃって…って感じだったんですけど、会社でメディアを運用するにしても、個人によってモチベーションの差、熱量の差が激しいと思うので、そこをどうやって維持していくか……大手の会社だと外注でライターを雇ったりしているところもあるし、どうしたほうがいいのかなと。
常盤木 多分それは目的によるんだろうなと思いますよ。ウチ(レキサス)のブログの成り立ちっていうのは、元々マーケティングとしての役割ではなくて、採用とか、会社の中の人ってどんなことを考えているんだろうって感じで、日常的に思っている事を感じ取ってもらうことが主であり、今もそこの基本スタンスはそんなに変わらない。
ただ、今後そこの色付けとして例えば、プロダクトとかお題を出してあげるとか、月のベスト3の記事をフィードバックして『この人のこの記事良かったんだけど、こういうタイトルにするとより良いよね』みたいなフィードバックをしてみたり、あとはブログを書く本人の自主性をどう掻き立てるかという方に軸足を結構置いてますね。
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ブログを書く本人の自主性。恐らくこれがオウンドメディアを成功させるために必要な、たった1つのファクターでしょう。
6. 地方メディアの可能性について(ライターの確保やオペレーション等について)
常盤木 地方メディアの可能性、ライターの確保やオペレーションについてなんですけど、多分一社でライターやオペレーションの部分を全部回そうとすると、記事のレベルの確保が難しいので、所属している組織に紐付かずその分野に長けた人がメディアに求められているような気が凄くしてます。
金城 それだったらRoomieってサイトがあって、僕もそこで記事を書いていたことがあるんですけど、そこで面白いのが費用が一切かからないんですよ。ライターの人たちが本当に能動的なモチベーションだけで記事を書いているんですよ。インドアライフスタイルメディアみたいな感じですかね。
予算とかライター費用とかも掛けずにこれだけPV数を稼いでて凄いなって思います。そういったメディアの作り方とかは地方メディアにも活かせそうな気がするんですよね。
常盤木 沖縄にいるクリエイターの人達の特定の起業に寄せた感じの無い声とか、その中で発信者の人たちが統合的にわかるって状態が沖縄って無いんですよね。沖縄だけに限った話でもないんですが。導線構築が凄く下手な気がする。
7. メディアやブログはどう動画を取り入れていくべきか?
金城 今僕が一番ホットだな思うのは、やっぱりFacebookの動画が凄い今見られるようになってきているなと感じます。自動再生されるようになっているじゃないですか?
それこそ、ニュースをキャプション入れてまとめて、30秒だけ動画を見れば、それで全部わかるとか。サイトに誘導しなくても、動画だけで全て完結できるようになってきてますからね。
常盤木 確かにね。みんな30秒~1分の要約版を求めているわけであって、文字情報を3分、5分追いかけるってわけじゃないですもんね。ってか、動画メディアって運用が超大変そうですよねw
金城 そうなんですよ。僕が見積もりとかとっても、1分の動画を作るだけでも20万とか掛かったりしますし。
常盤木 僕それ思うのが、特定の組織に所属していなくても動画ブログを発信しやすいようなプラットホームがあると面白いですよね。
金城 でもまぁ、ウェブサイトやブログに誘導したいという要望も多いので、動画でどのように惹きつけて、続きはウェブでという流れを作るかそれとも動画だけかって感じなんですが、しばらくはPVが~っていう会社も多いし、まだその流れはちょっとあるのかなって思いますね。
8. botや分散型メディアなど新しい概念とのつきあい方
常盤木 bot今結構ヤバイと思ってて。
ケンヂ 今熱いっすよねー。
常盤木 今までってGoogleとかもそうだけど、アテンションエコノミー、アテンションマーケティング……注目してもらって、検索しに来るという考え方だったのが、そのプロセス全部すっ飛ばしてダイレクトにユーザーが主体になって自分がアクションを起こしたことに対した事になってくると、マーケティングって概念が実は要らなくなっちゃうんですよねw
金城 そうそう、さっき見た記事でも行動マーケティングは必要なくなるみたいな記事があったりしましたね。
[ここから先はわりとディープなやり取りなので禁則事項です♡(あ、でももしかしたら他の2ブログがまとめてるかもしれないから良かったらそっちに飛んでみてw)]
9. 沖縄のブログってバズると思います?
常盤木 沖縄発のブログメディアってバズると思いますか?県内の人がかいていなくても良いんだけど、沖縄で運営しているブログがバズる可能性があるのかどうか。
ケンヂ 何を持って成功とするかが難しいところですが、多分まだ始まってもいないと思います。僕、いろんな制作会社の話を聞いたりしてるんですけど、まずメディアを作ろうとしないんですよね、ウェブ制作会社は。
ただサイト制作だけ、SEOやりましょう!SEO対策には記事が必要だから書きましょう!それで終わりなんですよ。僕がサイトを制作してブログをやるんだったら、むしろメディアを作りましょうと提案したいくらいなんですけど、まぁそれが出来なかったんです。
メディアを作るという選択肢を、そもそも制作会社側で止めちゃってる、諦めてしまっている、自分たちには出来ないと決めつけてしまっている感が凄くありますね。
常盤木 確かに、運用できないっていう前提が立っちゃってる気がする。運用のノウハウが無いから諦めちゃってる感じが凄いよね。
金城 作って終わり、制作会社だからみたいな感じありますよね。
ケンヂ 僕的にはまずメディアを立ち上げることが大切なんじゃないかって思うんですけど、そこをまずやらないし、まず自社がノウハウを高めようとしていっている感じがしないですね。だからまず、SEOがどうとか言う前に、お金をかけてでもそこをやれよwって気がするんですよ、僕からすれば。
10. 紡ぎ続ける先にあるもの
ケンヂ 僕は今のブログを立ち上げる前も別のブログでずっと書き続けていたりしていたんですが、やっぱり ”歴史” かなっていう感じはしてて。
今は何か面白いこと書いてますけど、ちょっと過去を追うとその当時の自分がどんな考えをしていたのかを見て思う部分もあるし……。それはメディアもそうだけど、会社も一緒だと思うんですよね。
例えばレキサスさんのブログとか、会社のこといろいろと書いてると思うんですけど、それで僕は良いと思うんですよ。バズる記事を狙って書くことも大切ですけど、会社としての形を保ったブログを書き続けることが一番大切だと思います。
この会社はどういう色をしていて、こういう歴史を繋いできているっていうのが、ブログの本質だと思うんですよ。そこを大事にして行くことが、やっぱり一番大切なことなんじゃないでしょうか。
常盤木 ……びっくりしたwニートらしからぬ発言。一番なんか良い事を言われてしまって俺どうしようかと思ったwニートは賢人だったってことですかねw
一同 wwwwwwwww
常盤木 じゃあ、金城さんは?
金城 そうですね、僕はやっぱり好きな言葉があって『与えることは受け取ること』みたいな言葉が好きで、常に【ギブ&ギブ&ギブ&テイク】くらいのスタンスでやっぱり世の中は回るのかなと思っていて、ブログもやっぱり1つのアウトプットなわけであって、自分の価値観だったり考え方だったり得た情報をより良く世の中にアウトプットする手段が文章を書くことだったり、サービスを作ることだったり、アプリを作ることだったりする事が1つの手段だったりするのかなと思っています。
アウトプットすることで、もっとインプットが広がってイマジネーションが膨らんで自分の可能性が広がるのかなと。それがブログの先に繋がるものなのかはわからないですけど。
常盤木 僕となんか視点が似てるかも知れない。僕は凄いシンプルで、繋がることだと思ってるんですよ。発信をしなかったら個の人たちが何を考えてたり、どんなことを見ていたり。
さっき仰ってた『会社のブログだからそれでいいと思うんです』という言葉にちょっと安心した部分があって、ある意味会社概要だと思うんですよね、会社がやるブログだと。それが例えば個人だとしたらパーソナリティーだったりするんで。
11. 三者対談を終えて
金城 こういうディスカッションをする機会が全然無かったので、こういう頭の体操が出来て良かったです。
常盤木 超ノーガードな感じねw
金城 そうですねwやっぱり何かこういったテクノロジー系の話も聞けたりとか、全く違う視点からの話が聞けたりもして凄い面白かったっていうのと、個人的にももっと沖縄からインパクトを出せるなっていう可能性はすごく感じているので、今日の話を聞いて、メディアだったり個人からの発信という切り口からインパクトを与えられる可能性は大いにあるなと改めて実感した次第です。
常盤木 どう?ニートは?
ケンヂ いーやー、めっちゃビビりましたね。まさか本当に声が掛かるとは思ってなかったのでw
常盤木 何故声が掛かると思ってなかったのかが、実は僕気になってて。
ケンヂ そもそも、なんだろう……こういう会社単位での付き合い、会社対個人での付き合いなんて無いんだろうなと思っていました。会社対個人で、会社に呼ばれてこんな話をすることなんて、僕は一生ないと思ってましたw
あと、僕レキサスさんのことスゲー良いなって思ってて、もし他のIT企業からのオファーだったら、お腹痛いって言って断ってたと思いますwww
一同 wwwwwww
12. 対談を終えて
自分でいうのも何ですが、イケイケのIT企業に呼ばれて、しかも別のIT企業の代表も交えて三者対談までしちゃうニートなんて、多分日本で僕だけだと思いますよ。これは自慢になるw
ちょっとだけ真面目な話をすると、凄く勉強になりました。僕は普段から、どちらかと言えばローカルな部分にフォーカスしている人間なので、常盤木さんや金城さんのような日本・世界を視野に入れている人間と話をする事が出来て、いい刺激を受けることが出来たというか。
思い返せば、去年の8月にレキサス主催のAWSのセミナーに参加していなければ、呼ばれることもなかったんだろうなと思うと、感慨深いですね。まぁ、あのセミナーに感動してFacebookで友達申請しただけですがw
普段新たな出会いの少ないニートですから、これは非常に貴重な縁だと感じました。
こういった機会が少しずつ増えていけば、沖縄発のメディアが他県のメディアを圧倒する日も来そうな気がしてきますよ。
2016年、熱い年になりそうだぜ。
今年の僕は、更に野性を磨いて行くことにします。そしてニート街道を爆進し続けます。ニートやめるならニート枠でレキサスに入りますのでよろしくお願いします(殴)
常盤木さん、今年こそ飲みに行きましょう。
金城さん、近々飲みに誘いますw
それじゃー!