8万貸して2万しか帰ってこなかった若き日の思い出

もう金は誰にも貸さん。絶対にだッ!!

僕がまだ高校生時代の話なのですが、割りと高額なお金の貸し借りをした事がありました。

しかもそれほど仲が良いという訳でもない、ただの同級生にです。

考えてみれば、あの頃の僕は人を疑うということを知らなかったんだなとしみじみ思います。

事の発端は高校3年の冬、あれは確か1月でしたかね。

その頃僕はバイトで貯めたお金を使い、自動車教習所に通っていたんですが、教習所に全て支払った後も思った以上に遊ぶお金は残っており、金銭的には余裕がありました。

そんなある日、とある同級生から大事な話があると呼び出されたんです。

なんだろうとは思いつつも、特に気にせず話を聞きに行ったら内容は

『8万円貸して欲しい。来週の給料が入ったら返すから。』

という、今考えてもありえない内容でした。今なら貸さないという選択肢しかありませんが、その頃の僕は内心、来週返してもらえるなら良いか…なんて安易な考えでお金を貸してしまいました。しかも相手が泣き落としてきたので、断るに断れなかったんですよ。

で、貸した次の週。お金を返してもらう期日に相手を尋ねたら、

『今はちょっと厳しくて、この金額しか返せない』

と一方的に言われ、2万円しか返してもらえませんでした。

僕は、まぁ無い袖は振れないだろうと思い、来月まで待つことにした僕でしたが、結局お金が帰ってくることはありませんでした。

それどころか、相手は僕を避けるようになり、お金を取り立てようとするものなら、別の友達に愚痴をこぼし、どんどん僕の立ち位置が悪くなってくるという悪循環まで生まれてしまいました。

僕はもう『あぁ、これは返して貰えないんだな、最初からこうするつもりだったんだ。』

と割り切って、お金を取り立てることをやめました。

恐らく相手は、卒業まで残り少しだから、踏み倒せると思ったんでしょうね。

もちろん、親にもこっ酷く叱られましたし、非常に高い授業料を払ってしまったなと思っていますが、それ以来お金の問題に関しては、非常にシビアに考えることになりましたし、仲の良い友達ほどお金の貸し借りはしたくないと感じるようになったので、結果的には良かったと思い込むようにしています。

金の切れ目は縁の切れ目なんて、昔の偉人は何故こんなにも真理を突いた言葉を残してくれたのか、本当にすごいなと感心するばかりです。

因みに、その人とは卒業以来何度かみたことがありますが、話をしたことは殆どありません。相手はお金を借りた罪悪感なんてなくなっているのか、割と気さくに話しかけてきますが、僕は仲良くするつもりはないので、話の99%スルーするようにしています。

みなさんも、お金の貸し借りには十分気をつけて下さいね。お金を貸す人は、あげるつもりで貸したほうが良いですよ、本当に。

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シェアしてくれたら凄く喜びます(*‘ω‘ *)ナンデモシマスカラ!!

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