タイトルのとおりですが、数年ぶりに小説を一気読みしてしまいました。
【バケモノの子】というタイトルの小説なのですが、今映画でもやっている話題作ですね。
時をかける少女・サマーウォーズなどの監督を勤めている細田守監督が小説を書いています。
映画の方は特に見ていないのですが、小説は面白かったので、きっと映画も面白いんだろうなとは思いましたが、賛否両論ありそうな内容でした。
あらすじの方はこちら(ネタバレ注意)で見てもらうとして、素直な感想をいうなら…
登場人物のツンデレ要素が高い(褒め言葉)
野郎のツンデレなんて需要ない…と思うかもしれませんが、小説を読んでいてニヤニヤしてしまった僕がいるんですねー、需要ありますねー(^q^)
もしもこれから映画版バケモノの子を見ようと思っている方がいるのであれば、出来るだけ小説版を読んでから見たほうが良いかもしれません。
一度小説版で全てを読んだら、今度は動く熊徹や九太が見たい!と感じるようになるからです。
映画を見る際に、より一層愛着を持って見ることが出来ると思います。
後、この作品を通してやはり小説は非常に良いものだなと再認識することが出来たのは非常に大きな収穫ですね。社会人になってからというもの、参考書や実用書ばかりを読むようになってしまい、小説を読みたい気持ちがあっても、心の何処かで時間の無駄だろう…なんて思ってしまっていました。
でも、違ったんです。
小説は、心の栄養です。
小説は夢を与えてくれます、想像力を豊かにしてくれます、知恵を与えてくれます。
なんだか、この本を読んでいる時に僕の愛書、ミヒャエル・エンデ著の【はてしない物語】を初めて読んだ時のことを思い出しました。
初めて読んだときはまだ中学1年の頃、はてしない物語は赤い表紙の凄く太い本で、あれだけのページ数の小説を読んだのは初めてでしたが、あれがきっかけで小説が好きになったんです。小説を読んでいる時だけは、まるでその本の主人公になった気持ちでいられる、ゲームでは味わうことの出来ない、本との一体感…その感覚がたまらなく好きで、図書館の本を読みあさっていた記憶があります。
まぁ、流石にあの時のような一体感はありませんでしたが、そういった感覚を思い出すことが出来ましたし、そういった意味でバケモノの子は僕の中で貴重な一冊になるのだろうと思います。
この夏、皆さんも1冊は小説を読んでみては?