子供にも大人にも読んで欲しい、ミヒャエル・エンデのはてしない物語

皆さんは小説って読んだりしますか?

近頃はそこまで頻繁に本を読むことが無くなってしまった僕ですが、最近実家に帰った時にとある本を発見しました。

ミヒャエル・エンデ はてしない物語
ミヒャエル・エンデ著 はてしない物語

僕はこの本が世界で一番好きな本なんです。

実家の使っていない部屋にそっと置かれていたこの本ですが、長い年月をかけて表紙にいい味が出ていました(つまり汚れてたってことです(^q^))

僕がファンタジー系の小説にハマるきっかけを与えてくれた本なんですが、本当に素敵な作品です。

本好きの少年バスチアンはある日、いじめっ子から逃げて入った本屋で一冊の本を見つけます。
その本のタイトルは『はてしない物語』。
はてしない物語を読むうちに、バスチアンはこの不思議な本の世界“ファンタージェン”へと導かれていきます。
そこで、滅亡間近のファンタージェンを救った英雄となったバスチアンは、なんでも望みがかなう力を手に入れます。
ただしそのかわり、一つの望みと引き換えに、現実世界での記憶を一つ失うことに・・・。
なくなってしまった記憶は、もとから持っていないものと同じ。
バスチアンは、だんだんもとの世界に帰る気を失っていきます。
そしてついには、ファンタージェンを自分の支配下におこうとしてしまうのです・・・。
バスチアンがもとの世界に帰るためには、いくつかの望みが必要で、もしそれを見つけられないうちにすべての記憶を失ってしまったら、二度と帰れない。
ファンタージェンの中で、何も持たない存在として永久にさまようことになるのです。
そのことにようやく気づいたバスチアンは、帰る道をさがすことに。
バスチアンはどうやって帰る方法を見つけられるのでしょうか?
そして、彼がさいごに見つけた望みとは・・・?

引用元:はてしない物語

凄く簡単にいえば

何でも願いが叶える事ができる力を手に入れた主人公が、異世界で欲に溺れてヤベーってなってる所を、友達が助けてくれて、やっぱダチって最高だわってなって、現実世界へ戻る素敵な物語です。

まぁ読んでみたら面白さがわかってくると思いますが、この本一番の醍醐味は『まるで自分が異世界へ本当へ行けたような気持ちになる』所です。

上の写真本の装飾を見てもわかるように、明らかに普通の本とは一線を画する装丁がされていますよね。実は、この装丁と同じ外見の本が、物語の中にも出てきます。

この表現は当時の僕にとって非常に斬新で革新的な事でしたね。もしかして自分が読んでいるこの本が、本の中でも登場して、その主人公が読んでいるなんて!なんて思ったものです。

本の価格自体は中々に値が張りますが、子供へのプレゼントとしては、この上ない物になると僕は思っています。本のページ数は、実に590ページもある大長編ですが、僕はそれが苦に感じず、それどころか残りのページが少なくなってくる毎に、寂しさを感じてしまったものです。

大人になって読めば『人生において本当に大切なこと』が学べ、子供が読めば『友情の大切さと欲望のままに生きる愚かさ』を知ることが出来る、本当に素敵な本なので、皆さんにも、一度は読んでほしいものです。

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シェアしてくれたら凄く喜びます(*‘ω‘ *)ナンデモシマスカラ!!

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