SEO対策をしている人の多くが勘違いしがちなこととして、アクセス数だけでそのサイトの評価をしてしまう事があります。
アクセス数が多ければ多いほど良い事は確かですが、それだけでサイトの評価を決めてしまってもいいものでしょうか?
実は、アクセス数とサイトの評価は必ずしも一致するというわけではなく、ユーザーのロイヤリティが高いかどうかが重要なのです。
1.そのアクセス、本当に信用できるアクセスですか?
アナリティクスなどを利用して日々アクセス解析を行っている人であればわかることかもしれませんが、ここ最近リファラースパムというアクセス系のスパムが増殖しており、実際のアクセス数にかさ増しする形となっている場合があります。
例えば、一日100程トラフィックがあったとして、その半分以上がリファラースパム…という可能性も十分に有り得るんです。
アナリティクスでアクセス解析をしていると、上図のようなよくわからないURLからのアクセスなどがありませんか?それ、大抵がリファラースパムですので注意して下さいね。
2.リファラースパムとは
リファラースパムについて細かく知っているわけではないので拙い説明になってしまいますが、アナリティクスを対象にしたスパムで、リファラー情報(足あと)をわざと残していき、ユーザーにクリックさせることを目的としているようです。
恐らく殆どの人が、見慣れないURLからアクセスがあると気になってクリックしたりサイトを調べたりしてしまうと思いますが、大抵はそのURLから別サイトへリダイレクトされます。
目的はよくわかってないんですが、恐らく宣伝目的ではないかと考えられます。世界中に足跡を残せば、少なからずアクセス数は出るでしょうし、月で換算すると恐らく数十万アクセスくらいは稼げるのではないでしょうか。
とにかく、リファラースパムを排除しないと本当のアクセス数を知ることが出来ないので、しっかりとフィルタを掛けて対策しておきましょう。
リファラースパム対策はこちらを参考にしてみるといいかと。
参考サイト:リファラースパムとは-スパムURL一覧表(103個)+対処法
3.本当に情報を届けたい人にコンテンツが届いているか
いくら高いアクセス数を維持できていたとしても、本当に情報を届けたい人にコンテンツが届いていなければ意味がありません。
例えば、スペックの高いパソコンを売りたい場合、購買層に対してアプローチを掛けるのが当たり前ですが、キーワードの設定に失敗してしまってぜんぜん違う層にアプローチしてしまったのでは、アクセス数は稼げても売上には繋がりません。
一日1,000アクセスあって10人にアプローチするよりも、一日100アクセスで5人にアプローチするほうがコンバージョンは高いですよね。
つまり、必ずしもアクセス数とコンバージョンは比例しない事にもなります。
アクセス数は稼げているのにコンバージョン率が上がらないという場合は、違う層にアプローチを掛けてしまっている可能性が高いので、見なおす必要がありそうです。
4.まとめ
アクセス数が上がると、テンションが上がってしまう気持ちは僕も痛いほどわかりますが、そこばかり目が行くと、次の一手を図り損ねてしまうので、常に先のことを考えるようにしたい所です。
あ、因みにこの話はどちらかというとサイト制作をする際に役立つ情報だと思いますので、参考にしてくださいね。